猫の飼い方について
保健福祉(環境)事務所には猫に関する苦情が県民の方から多数寄せられています。苦情の内容は、フン・尿・鳴き声などの生活環境被害から動物愛護によるものまで多岐にわたりますが、その多くは、飼い主の無責任な飼い方が原因となっています。動物の命を尊重し、大切にすることは誰もが守るべきことです。また、フン・尿などの後始末や動物の健康への配慮など、人に迷惑をかけないように、適正に飼育することが重要です。
室内で飼育しましょう
飼い主が環境を整え、十分な愛情をかけるとともに、 不妊去勢手術を実施することで、猫はストレスがなく、室内で暮らせる動物です。室内で飼うことで周囲への迷惑をかけないだけでなく、交通事故や感染症から猫を守るなど、多くの利点があります。
不妊去勢手術を行いましょう
猫は年に2、3回出産し、すぐに増えてしまいます。 責任を持って子猫を育てるのでなければ、不妊去勢手術をして、繁殖を防ぎましょう。
迷子札をつけましょう
衰弱や事故などで自力で動けなくなった多くの猫が負傷動物として保護収容されています。これらのほとんどは、飼い主が判明していません。自分の飼い猫に責任を持つためにも、迷子札やマイクロチップなどを装着し、飼い主が分かるようにしましょう。
絶対に捨てないでください
猫を捨てることは犯罪です(1年以下の懲役または100万円以下の罰金)。やむを得ず飼うことができなくなったときには、新しい飼い主を見つけるよう最大限の努力をしてください。
最後まで責任を持って飼いましょう
猫は15年~20年くらい寿命があります。病気になった、体が弱って世話が大変になったからといって、途中で放棄せずに、習性、生理を理解して、最後まで責任を持って飼いましょう。